パソコン再生、第2弾!

使わなくなった古いパソコンを、皆さんどうしているのだろうか?
今回は、前回に続きパソコン再生の第2弾として、ディスクの入れ替えの体験談。そして、いいバックアップソフトに出合えたので、簡単ではあるがご紹介したい。長くパソコンを使いたいと考えている方の参考になれば嬉しい。

また、パソコンが壊れた。

通常は新しく購入したノートパソコンを使っているが、古いデスクトップパソコンもサブ機として、あるいはバックアップ用として使い続けている。ゴミファイルが溜まって、整理されていないのだが長年使っているのでどこに何があるか分かりやすい。愛着もあるので(過去記事参照)手放せない。
残念ながらそんなパソコンもついに動かなくなってしまった。ちょっとした不具合程度なら何とか直せるのだが、どうやら電気系統の故障のようで直すのを諦めた。私は電気に弱い。静電気ですら苦手だ。泣く泣くお別れする。

Dellのデスクトップパソコンを入手

古いパソコンであるが、ただ手放すのは惜しい。まだ使える部品もある。SSDは入れ替えたばかりなので、まだまだ大丈夫。これを何とか再利用したいと思う。運よく、知り合いが「動きが悪くて新しいのを購入した」と使っていたディスクトップパソコンを譲ってくれた。ハードディスクをこのSSDに取り替えてサブ機として使わせていただくことにする。
DellのVostroというパソコンで、2017年もの?だ。それほど古いものでもないので充分現役で使えそうだ。ただ、CPUがPentiumG4400といささか非力感は否めない。メモリーも4GBなので、この辺りは何とかしたいな。ま、あとで考えよう。先ずは、普通に動いて使えるかどうかだ。

SSD入れ替えにあたって

さて、前回はディスククローンソフトを使ってデータをまるまるSSDにコピーしてハードディスク入れ替えにチャレンジした。これは思ったよりも簡単にできた(気がする)。手間がかかったのは、バックアップソフトをどれにしようか悩んだこととだ。
前回を振り返るといろいろソフトをインストールして試してみたが、上手く機能しなかったものもあったなあ。
改めてディスクバックアップ(ディスククローン)用のソフトを調べると、ここで思わぬ事態に出合う。前回利用させてもらったソフトが有料になっていたのだ。困ったぞ!

気を取り直して、他にもいいソフトがあるに違いないと検索していたところ、MiniTool という企業サイトが目に留まる。名前は何となく聞いたことがある。

▼ホームページに行って、どのようなものか調べてみる。

ミニツールのサイト。MiniTool® ShadowMaker Free 3.6がここでダウンロードできる。

ミニツールのダウンロードサイトはこちら。つい最近、バージョンが4.0にアップしている。

快適フリーソフトとの出会い

企業ホームページには、「MiniTool® ShadowMaker Free 3.6」「無料バックアップ&クローン&復元ソフト」とキャッチフレーズが書かれている。また、データバックアップや復元ソフトウェアの研究開発に特化した企業とある。かなりニッチな専門領域のソフト会社であるようだ。所在地を見るとカナダ、香港とある。さらに検索! 世界中で多くの方に使われているようで、評判も悪くない。
無料版であるにも関わらず機能が豊富だ。使わない手はない。早速、ダウンロードを試みる。

ビジネスユーザー版もある。個人で使う分には無料版でも充分な機能を有している。ただ、ファイルのバックアップや復元をきめ細かな設定で安心・安全に利用したいのなら、有料のプロ版も選択肢ではないだろうか。

▼ダウンロードが終わると下記のようにインストールが始まる。

ミニツールを立ち上げるとホーム画面になる。 英語表記だが焦ることはない。

▼アイコン右上の設定で言語を選択すすことができるので、日本語に変更。
一旦終了して、再度立ち上げると日本語表記になる。
また、画面右中央にちゃんとマニュアルもあるので、安心して使うことができる。

結論からいうと、今回MiniTool® ShadowMaker(以下ミニツール)を選んだことは、大正解だった。とにかく、何もストレスなく旧ハードディスクからSSDに変更できたのだ。
2度目の作業とはいえ、ほとんど以前のことは忘れている私だ。失敗しないよう注意深く作業しなければとんでもないことになる。
前回のことを思い出す。たしか、とても時間を費やした。コピー作業(ディスクを新たなものに移し替えるクローン作業)にも4時間近く掛かっていた。

ミニツールありがとう

ありがたいことに、今回は何も迷うことなく完了できた。マニュアルもほとんど見ずにできた。しかも、1時間も掛からなかったのではないだろうか。ディスクのサイズは前回同様1TBから500GBへの移行。ただし使用しているデータ量は今回の方が少ないので一概に比較はできないが・・・それでも三分の一以下の短時間であった。1TBから半分の容量のSSDに移行ということで、いろいろ設定が複雑であろうかと覚悟して臨んだが、そうしたことは杞憂に終わった。あっけなく作業終了。USBなど接続方法や機器、コード類は前回同様のものを使っている。

▼ツール画面の左下アイコンに「ディスクローン」とある。ここをクリック。

▼あとは、コピー元のディスクと、USBで接続した新しいディスクを選択するだけ。

今回の元ディスクは、よく分からないパーティションで区切られていたが、そのままコピーした。移行後、ドライブを確認したがパーティションはひとつとしか認識しない。後で知ったことであるが、Dellパソコン特有の設定であるようでバックアップ等に必要らしい。無理に削除しない方がいいようだ。

動作確認

今回のDellのデスクトップパソコンはネジを2か所外すだけでオープンできる。思ったよりも簡単なのだ。
バックアップがあまりにも簡単だったので、本当にクローンディスクが出来上がったのか不安だった。パソコン本体を開いてディスクを交換。これは、何度か行った工程であったので、今は迷うこともない。
ハードディスクを外すのは骨が折れそうだったので、先ずは、ディスクコピーがちゃんとできているかどうかの確認する。とりあえずハードディスクのSATAコネクタと電源コネクタを取り外し、簡易的に新しいSSDに差し込んでテストしてみる。

電源オン。
この時の、ちょっとした緊張は体験してみた人にしか分からないだろう。ファンが音を立てて回る。Dellのロゴマーク・・・Windowsの読み込みが始まる。大丈夫だ、上手く行った、小さな喜びの瞬間だ。
入れ替える前のパソコンは初期化やクリーンインストールをしても直らなかったパソコンである。Windowsが立ち上がりに2、3分も要し、それから先も一つのクリック動作にモタモタしていた(だからこそ譲り受けたのであるが)。

入れ替えたパソコンは生まれ変わったかのように、キビキビと動く。まだ、余分なアプリやデータを入れていない所為もあるだろうが、電源を入れて20秒程度でサインイン画面になり、すぐに見慣れた初期画面が表われる。譲り受けたパソコンが果たして直るかどうかは賭けであったが、今回の作業を終え、この結果を見る限りにおいてはディスクの不良・不具合(破損?)だったのだろう。いずれにしろ、こうして戴いたパソコンを再利用できたことは嬉しい。環境にもいいことで、SDGs的(?)にも評価できるのではないかと、心の中でほくそ笑む年寄りなのだ。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です