温泉GO!
久し振りに温泉に行ってきた。といっても2か月振りくらいかなあ。我が家からは最寄りの温泉といえば定山渓温泉、あるいはその手前の小金湯温泉。夏場だと20分もかからずに小金湯温泉に行ける。昨年の夏は、よく通った。何故か? ここ小金湯温泉には「モンスターボール」が気軽に手に入ったからだ。当時、ポケモンGO!がリリースされ、「子供がすなるゲームを、大人もしてみむとてするなり」と、爺さんは密かにダウンロードしてみたのだ。もちろん札幌だから街中に行けばどこでも手に入るボールだけど、ちょっとカッコ悪いじゃない、いい歳だから。
まだ、ここは穴場だったので気兼ねなしにゲットできた。道すがらにもいろいろ登場してきて、「ほう、ここでもか」ってな感じでせっせとレベルを上げていたのだ。温泉行くときは、帰りにビールを嗜むので運転しないけど、一人で車に乗ってのポケモン探しは危ないなあ、と思っていたら、その後随分と事故のニュースが載っていた。良い子は絶対にマネしてはイカン!
ポケモンは、秋が来る前に飽きてしまった。もう、スマホにその痕跡もない。でも温泉は、その後も通っている。しかし、冬になるとちょっと面倒になる。運転をしないにしても雪道には気を遣うし、夜だと湯冷めしてしまう。
ということで、今年は早い雪解けで道も乾き、久し振りの温泉となった。
小金湯温泉は、何年か前にリニューアルされ、いつ行っても結構な込み具合だ。あまり大きくはないが、靴置き場や受付、ロッカーまでの流れがスムーズで入りやすい。設備も整い清潔感もあっていい。かけ流しで濃い目の湯を好む向きには、ちょっと物足りないかも知れない。
温泉といえば、思い出されることが沢山ある。最初の温泉の思い出といえば、修学旅行だ。確か登別だったと思う。それはもう思春期真っ盛り。二階の階段から女湯が覗けるとか、崖を乗り越えると見えるとか、潜ると女湯に行けるとか、いろいろな妄想が飛び交った。そんな原体験?のせいか、男同士で行く温泉旅には、幾つになってもこんな妄想話に花が咲く。学生時代、就職したからも、そして30代になっても、バカな話で盛り上がった。穴場混浴露天風呂!なんて、聞いただけで鼻血ブー(古い)だ。ホント、バカだねえ。
そういえば、以前は混浴も多くあって、それなりにルールを守ってみんな大らかに入っていたような気がする。今は、ルール破りのバカ者が多い。盗撮があるかも知れないし、お調子者がSNSで悪乗り拡散しちゃうし、危なくてしょうがない。かくいう私、さすがに今は静かに露天風呂を楽しんでいる。