トンネル・ウオーキング

近く、札幌市の中央区と南区の間にできたトンネルが開通する。札幌の地形を知らない方には、まったくピンとこない話だけれど、私の住んでいる地区からすると近所の出来事になる。トンネル開通を記念して、事前のウオーキングイベントがあるということで、早速申し込み、本日渡り初めををしてきた。

全長1,612m。市内で一番長いトンネルなんだって。日付には2016年3月とある。

市が用意したバスに乗り込み、10:30からウオーキング開始となった。トンネルの名前は盤渓北ノ沢トンネル。何の捻りもないネーミングだ。どうやら公募して決まったらしい。
近隣に住む住民にとっては、このトンネルの開通は待ち遠しいものだった。最近は少なくなったが、私も以前はこのルートを頻繁に利用していたので、早くできないかなあと思っていた。調べてみると2004年には市に提言が出され、事業がスタートとある。それから測量やら一般道の工事に着手。しかし、さて山を掘ろうかな、というところで問題が起きた。なんと、掘った土の中から有害(ヒ素等)なものが出てきた。掘った土をどこに埋めようかということで、結構な問題になったそうだ。やっと11年にトンネルの発掘工事が始まっている。道新によると、当初計画より開通が7年も遅れたとある。昨年のうちに開通予定だったらしいが、あれこれあってさらに遅れた。市のホームページを見ると、昨年中に土壌の件で4度のモニタリング調査をした、とあるので、こうした結果待ちがあったのではないかと推測する(個人的な見解。違う原因があったかも?)。モニタリング調査、土壌、ヒ素・・・と、まるでどこかと同じようなことが、ここ札幌でもあったなんて、ちっとも知らなかった。トンネル掘ったせいで川が汚染されたなんてことがあったら、地元民としては、たとえ「基準以下ですよ!大丈夫です」と言われたってイヤな感じになるよなあ、やっぱり。モニタリングは来年の3月まで予定とあって、今後何ごともないことを祈る。
さて、正式な開通は2月3日だ。これは、ぜひ当日に並んで正式な渡り初めをしなくてはね。

途中、スタンプラリーがあって、家族連れで賑わう。