節分は3日にあらず

「今年の節分は何日?」と聞いたら、笑われてしまった。曰く「節分は2月3日に決まってるでしょ」と。 え?いつから決まっていたんだい? 僕が知らないだけで、すでに常識は変わっていたということなのだろうか。
そんなことがあって、ネットで調べてみる。フムフム! 節分が2月3日だと思っている人は、意外に多かった。同じようなやりとりが多く書き込まれていた。子どもの頃、節分は「春分の日がどうのこうの・・・」ということで、カレンダーを見て今年は3日だね!なんてやり取りをしていた記憶があるし、当然、学校でも教わったよね。でも、どうしてこういうことになるんだろう?
さらに調べてみると、原因は1985年からづーっと変わっていないことにあるようだ。えっ?そうなんだ、そんなに長く変わっていなかったのか? 恥ずかしながら気が付かなかった。毎年、多分この時期になると、このような情報が行き交っているはずだ。なのに節分に関しては、豆まきをしていた割には、基本的な事実を全知ることなく無頓着に迎えていたことになる。節分さん、ご免。鬼さん、ご免。ついでに福は内!

ということで、今年は神社に行ってきた。
節分と言えば、成田山新勝寺。札幌にも成田山の別院がある。成田山札幌別院新栄寺といって、すすきの繁華街にほど近いところ。すすきので酔っぱらって、ふらふらと南方面に歩き、飲み屋のネオンがが消えかかった辺り左側にある。昔の記憶を辿ると、「もう一軒だ、次行こう!」と流れ流れて「もう少し先にいい店があるぜ」などと財布と相談しながらたどり着き、だいたいここまで来ると「おい、もう帰ろう」となる場所。やっぱ、なんか結界があるのかなあ。さらに違う目的があって結界なんのそのの兵達は、その先キラキラネオンのホテル街へと消える。
話がそれた、節分だ。2時から新栄寺で節分の行事が行なわれた。多くの人が集っていた。ざっと見てその9割近くが女性であった。なんだろう、ブームなのかな。もちろん、それなりのお年を召された方がほとんど。観光で来ているという人は、あまりいないようだ。地元のイベントということなんだろうか。
壇上?に福男福女がいて、護摩を焚いてもらい、最後に「福は内!」とやる。そして豆の争奪戦。僕も撒かれた縁起物の豆(北海道では主に落花生)に食らいつく。でも、大きな袋を持ってきている淑女達には太刀打ちできない。控え目にゲット。時々何か違うものも撒かれている。白いお札のようなものもあって、これはお神酒と交換してもらえる。頑張ったが残念、取れなかった。ま、欲張らず。ほどほどの福で、良しとしよう。

ご覧の通り、女性が多い。

※そういえば、盤渓北ノ沢トンネルの開通2月3日午後3時は、すっかり忘れていた。明日にでも、通ってみよう。