新しくなったEdgeについて
Microsoft社の主力ブラウザーEdgeが新しくなった
2020年1月、Microsoft社が「新年、新しいMicrosoft Edgeはダウンロードできるようになりました」とのコメントを出した。ちっとも知らなかったが、4月以降から、Windowsのアップデートにより順次自動更新されているようだ。すでに自分のパソコンに新しいEdgeが組み込まれた人もいると思う。自身のパソコンにも6月初旬にインストールされ、Edgeのマークが新しいものに変わった。
まだの人も、しばらく待っていたら、そのうち自動的にアップデートされて新しいEdgeに切り替わるはずだ。早く切り替えたい人は下記のサイトからダウンロードできる。
Edgeを使ってみる
画面からダウンロードを選んで、自分のパソコンに保存する。
私は、普段利用していないのであまり不便は感じなかったが、いきなり変わったので戸惑っている人もいるかもしれない。見慣れないトップ画面が出てきても慌てる必要はない。最新の機能と改良が加えられ、格段に使い勝手が良くなっている。
まだ完成版という訳でもないようで、今後いろいろと改良され機能も追加されるようだ。ブラウザーの機能面で遅れをとっていたMicrosoft社の逆襲となるかどうか。
ちなみに、Microsoft社では次のようにコメントしている。
2020 年 1 月 15 日にリリースされた新しい Microsoft Edge は、Chromium に基づいています。サポートされているすべてのバージョンの Windows および macOS との互換性があります。このブラウザーをダウンロードすると、Windows 10 PC 上のレガシ バージョンの Microsoft Edge が置き換えられます。速度、パフォーマンス、Web サイトと拡張機能のクラス互換性、プライバシーおよびセキュリティに関する組み込み機能など、必要な機能性をすべて備えた唯一のブラウザーです。
つまり、新しいEdgeの核となっている機能が、Chromiumというオープンソースであるとのこと。名前から想像できるように、GoogleのWebブラウザ「Chrome」もまた、Chromiumをベースにしたものだ。
新しいEdgeは勝者となるか
Microsoft社は、Windowsというパソコン用OSを最大の武器に、「Internet Explorer」や「Microsoft Edge」を標準ブラウザーとして搭載し続けてきている。話は逸れるが、その昔(1990年代)、「Netscape Navigator」というブラウザーがあった。IEは使いにくく、先進的なネスケ(Netscape Navigator)が天下を獲るのではと思えた時期もあった。当時、ブラウザー戦争といわれていたが、結局、Microsoft社がパワー勝ち。今回はプライドを捨てて独自路線からオープンソースへ切り替るという新たな戦略に出たともいえる。さて、ブラウザーの勝者は誰になるか? 興味がない人は全く面白くもない話だろうが、90年代のパソコン黎明期から親しんで(苦しめられて)いた身にとっては、戦国時代の現代版のようで、結構気になるのだ。ちなみに、新しいEdgeはChromeよりもメモリーを消費しないというウワサがある。試しに両方開いて確認してみると、確かにEdgeの方が低い数字だった。(というか、Chromeはメモリー食い過ぎ!)CPUとの関係など詳しい知識は持ち合わせていないので、これですぐに「イイね」とはならないだろうが、一般的に「メモリ消費が少ない方がパソコンは安定した動きをする」と言われているので、機能面が同等なら考えを改めてみる必要がありそうだ。